弊社で提供させていただいてるEC-CUBEプラグイン”WpPost“で
WordPressインストールディレクトリが良く分からない
という質問が多いので、例をあげてご説明したいと思います。
※ご注意
WpPostをご利用いただく場合、同一サーバ上にWordPressとEC-CUBEをインストールする必要がありますのでご注意ください。
まず先に結論をお伝えしておくと、
WordPressインストールディレクトリとは
サイトのドキュメントルートを基準としてWordPressがインストールされているディレクトリまでのファイルパス
になります。
多く考えられるのは、以下のケースではないでしょうか。
CASE1 今までWordPressでサイトを展開しているが、新たにEC-CUBEをインストールし、ECサイトを追加したい。
CASE2 新たにWordPressとEC-CUBEをインストール
また、CASE1の場合、
- A.今までのWordpressの下にEC-CUBEをインストール。
- B.今までのWordpressと別ドメインでEC-CUBEを運営したい。
- C.サブドメインでEC-CUBEを運営したい。
という場合が考えられます。
Case1-A 今までのWordpressの下にEC-CUBEをインストール
例えば、URLがhttp://hoge.com/でWordPressのサイトを展開していて、EC-CUBEをhttp://hoge.com/shop/で公開するとします。
サイトのドキュメントルート/html/wp/だったとすると/html/wp/shopにEC-CUBEをインストールするというのがもっとも簡単なやり方です。
※この場合、EC-CUBEのhtmlというディレクトリの名前をshopと変えています。
※/html部分はサーバの設定によって異なりますので、ご自分野環境に合わせて読み替えてください。
図にすると、こんな感じです。

今までのWordpressの下にEC-CUBEをインストール
※EC-CUBEのPHPやSmartyが入るdataディレクトリはブラウザでアクセスできない場所に置くことにします。
上の図の場合、shop(元html)/define.php の中でdataフォルダの位置と名前を define(‘HTML2DATA_DIR’, ‘../../../data/’); で指定します。
この場合、ドキュメントルートにWordPressがインストールされていますので、
Document Rootを基準としたWordPressのインストール場所 = /
となります。下図の、「*1」がWordPressのインストール場所になります。

WordPressのインストール場所
Case1-B 今までのWordpressと別ドメインでEC-CUBEを運営したい。
http://hoge.com/でWordPressのサイトを展開していて、これと別にhttp://shop-happy.com/でEC-CUBEを展開するとします。
この場合、
- http://hoge.com/のドキュメントルートが/html/wp
- http://shop-happy.com/のドキュメントルートが/html/shop
とします。
※ドメインの設定は、サーバによって異なりますので、ご自分野環境をご確認ください。
※この場合も、EC-CUBEのhtmlというディレクトリの名前をshopと変えています。
※/html部分はサーバの設定によって異なりますので、ご自分野環境に合わせて読み替えてください。
図にすると、こんな感じです。

今までのWordpressと別ドメインでEC-CUBEを運営
この場合、EC-CUBEとWordPressが異なるドキュメントルートになりますので、EC-CUBEのドキュメントルートを基準にした、WordPressのインストール場所は以下のようになります。

WordPressのインストール場所
Document Rootを基準としたWordPressのインストール場所 =/../wp
となります。上の、「*1」がWordPressのインストール場所になります。これは以下のような意味になります。

WordPressのインストール場所説明
Case1-C サブドメインでEC-CUBEを運営したい。
この場合は、CASE1-Bとほとんど同じで、EC-CUBEを新しいドメインではなく、サブドメインで運用するということになります。
例として、http://hoge.com/でWordPressのサイトを展開していて、http://shop.hoge.com/でEC-CUBEを展開するとします。
この場合、
- http://hoge.com/のドキュメントルートが/html/wp
- http://shop.hoge.com/のドキュメントルートが/html/shop
とします。
※サブドメインの設定は、サーバによって異なりますので、ご自分野環境をご確認ください。
※この場合も、EC-CUBEのhtmlというディレクトリの名前をshopと変えています。
※/html部分はサーバの設定によって異なりますので、ご自分野環境に合わせて読み替えてください。
図にすると、こんな感じです。

サブドメインでEC-CUBEを運営したい
この場合、EC-CUBEとWordPressが異なるドキュメントルートになりますので、EC-CUBEのドキュメントルートを基準にした、WordPressのインストール場所は以下のようになります。

WordPressのインストール場所
Document Rootを基準としたWordPressのインストール場所 =/../wp
となります。上の、「*1」がWordPressのインストール場所になります。これは以下のような意味になります。

WordPressのインストール場所説明
Case2 新たにWordPressとEC-CUBEをインストール
この場合は自由に決められますので、サイト設計の際、URLとドキュメントルートを考えていただき、WordPressのインストール場所を決定ください。